2002年5大シャトーの評価 | 神の雫.ワイン情報

2002年5大シャトーの評価

2002年のボルドー左岸は、収穫当初よりも明るい兆しになっていると思います。
その裏付けとして、5大シャトーの評価です。
ロバート・パーカー氏は2002年5大シャトーをこう評価しています。
シャトー・ラフィット・ロートシルト[2002]94-96点
シャトー・ラトゥール[2002]95-98点
シャトー・ムートン・ロートシルト[2002]94-96+点
シャトー・マルゴー[2002]91-93点
シャトー・オー・ブリオン[2002]92-94点


これは、1997年、1998年、1999年、2001年よりも全体的に高い評価になっていると思います。
気候だけではなく、醸造技術も貢献していると思いますが、
2002年は、ヨーロッパ各地で大洪水になった年というイメージがあったため、
これは難しい年だろうと思っていましたが、ボルドー左岸においては、そんな事はなかったようです。

ロバート・パーカー氏は、2002年のボルドーについてこう語っています。
「2002年8月にはボルドーのたいていの生産者が悲惨な年になるのではないかと危惧していた。
開花はばらつき、夏は事実上存在しなかった。
ただし、高気圧が居座ったため、9月は1ヶ月間、極めて乾燥していた。
そのため、遅摘みをするシャトーでは十分に熟したカベルネ・ソーヴィニョンを収穫する事が出来た。」


という事は、2002年のヒントとして、収穫が遅いシャトー、
さらにカベルネ・ソーヴィニョンの比率が高いところを狙うべきかも・・・。
ちなみに5大シャトーのうち4シャトーはカベルネ・ソーヴィニョンの比率が非常に高いんです。
パーカーポイント94点~96+点を叩き出したムートン・ロートシルトは絶対に確保する価値があると
思います。
お手軽ワイン館

[2002]ボルドー5大シャトー