シャトー・ムートン・ロートシルト[2002] | 神の雫.ワイン情報

シャトー・ムートン・ロートシルト[2002]

シャトー・ムートン・ロートシルト[2002]750ml

パーカーポイント94点-96+点
これまた、ワイン・オブ・ザ・ヴィンテージの候補である、
02年のムートン・ロッチルドは2万ケースしかない(2000年は2万5000ケース)。

31hl/haという低収量で造られており、ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン78%、
メルロ12%、カベルネ・フラン9%、プティ・ヴェルド1%。

色は2002年のカベルネ・ベースのメドックとしては最も縁いっぱいまで光を通さないほど濃いものかもしれない。
幅のある風味をしており、隠そうとしても隠し切れないクレーム・ド・カシスに、
燻煙やココア、なめし革、甘草が混ざり合ったものを思わせる。
いまだに耐えがたいほどタニックだが、想像を絶するほど濃厚で、力強く、豊かである。

このフルボディの、怪物サイズのムートンのフェノール類はほとんどメーターが振り切れてしまうほどの高さだ。
ただし、たいていのムートンがどのように成長していったかを考えると、これも瓶詰め後は閉じこもり、
再び舞台に上がってくるまでには、もしかしたら最低でも10~15年は必要となるのではないかと思われる。
まぎれもなく長期間セラーで寝かせる必要のあるヴァン・ド・ガルドだ。
予想される飲み頃:2015~2040年(ボルドー第4版より)

シャトー・ムートン・ロートシルト[2002]750ml