ドメーヌ・ド・モンカルメス コトー・デュ・ラングドック | 神の雫.ワイン情報

ドメーヌ・ド・モンカルメス コトー・デュ・ラングドック

ドメーヌ・ド・モンカルメスコトー・デュ・ラングドック・2002(フランス・ラングドック地方・赤)

このワインを目隠しで出されて南フランス産と答えられる方は、100万人に一人くらいしかいないでしょう。

フランスワインの教科書には書かれていない、フランスワイン史を根底からぶち壊す素晴らしいワインが生まれました!

その男の名は、「フレデリック・ブルタリエ」。

まだ26歳の若きワインメーカーです。
その彼が、両親を説き伏せて自身のワイン蔵を立ち上げたのです。
     
採算を度外視して、徹底的に収穫量を落とし込み、旨味の凝縮した葡萄を栽培。
「うちも収穫量を落として凝縮している」というワイン蔵でさえ、一つの芽に3房の実を実らせるのが普通なのですが、彼は、一つの芽に房は一つのみというこだわり。

当然収穫量は凄まじく落ち込み、収入も激減。
しかし、彼は、良い葡萄を収穫するがためにリスクを省みないのです。

そして銘酒、ロマネ・コンティ社から譲り受けた樽でワインを熟成させるのです。
 
このとろけそうな果実味の秘密はここにあるのです!
シラー種、グルナッシュ種、ムールヴェドル種の3種類の葡萄をブレンドしているのですが、それさえも全く感じさせない見事な一体感。

口に含んだ瞬間、広がるピュアな果実の香りと口内の温度でとけてなくなってしまいそうなほどの果実味。
そして飲み込んだ後もまだワインが残っているのでなないか、そんな錯覚に陥ってしまいそうなほどの余韻…。

影響力のあるワイン専門家の目に止まり、高得点を付けられ、値段が上昇しない事をひたすら祈るのみです。

ドメーヌ・ド・モンカルメス コトー・デュ・ラングドック・2002(フランス・ラングドック地方・赤)