ボージョレー 2005年は偉大なビンテージ | 神の雫.ワイン情報

ボージョレー 2005年は偉大なビンテージ

素晴らしい2005年 (ボージョレーワイン委員会)
Millesime 2005: l'Excellence (InterBeaujolais) 


「こんな年はいままでなかった!こんな年はほとんど見たことがない。」 
2005年は明らかに、1959年や1964年、1976年のように偉大な年の一つとなるであろう。
実際、2005年には素晴らしい年となる兆候がみられ、成功するワインとなるあらゆる要素が例外なく集まっている。

・少ない収穫量:
今年は自然に生産量が少なかった。ぶどう樹の生長は早く、開花が広がったとき(10日間ほど)の気温がかなり低かったために花ぶるいが起こり、すでに少なかった収穫量がさらに減少した。多くの畑で、規定の収穫量にちょうど達したという程度の量である。全体の収穫量としては、例年より25%少ない。

・とてもよく成熟したぶどう:
夏の間、日中の暑さと夜間の涼しさが交互に訪れ、風通しが良く、ぶどうの果房が熟すには理想的な状態であった。

・完璧な衛生状態:
今年は病気がほとんど発生しなかった。収穫の時期にいろいろなところで聞かれたコメントは、異口同音に「果実が小さく、見事なぶどう」というものであった。一部の区画では結実不良(ミルランダージュ)がかなり見られたが、これも品質が良い証である。

・糖度が高く、糖と酸の見事なバランス:
ぶどうはとても良く濃縮されている。最初の試飲では、高評価のコメントが並んだ。
全般的に、ワインは調和がとれていてとてもバランスが良く、強く、口の中に豊かさが広がり、本格的なワインである。
色はとても強烈で、際立ったガーネット色でディスクは紫がかっている。
派手というわけではないが、はっきりとしていて複雑なアロマには、黒い果実(野生のブラックベリー、ブルーベリー、カシス)や赤い果実(サクランボ、キイチゴ)が混ざり合い、時には甘草のような、スパイシーな要素も感じる。
味わいは豊かでしっかりとしている。ストラクチュアがしっかりとしており、豊かでバランスが良く、タンニンは存在するが絹のようである。余韻も長い。

これらの品質から、2005年のボージョレー・ヌーヴォーは販売から数ヶ月の後でも楽しむことができるであろう。
ワインの評価に厳しい人も満足させることのできる、完璧に調和の取れた、例外的なワインである。
(ボージョレーワイン委員会発行 ボージョレー・ヌーヴォー・ニュース 第三号より)

今年のボージョレーは期待大です。